よいと悪いは背中合わせ。
そして大好きがあるから大嫌いもある。。
実は境界線ってないのかも。
ここ何年か、父が命に関わる病気で入退院を繰り返しているのだけれど、病院の帰り際、「帰ってくるね。また明日っ」って父の手をギュッと握る。するとギュッと握り返す父。こんなことがない限り父の手を握ることなんてなかったはず。温かい手。
父の再発がわかったとき、『いつも真剣な話』はしたがらない父に、今後について私の気持ちを心を込めて話しをした。父が突然嗚咽をもらして泣いたことに私は驚いた。父が泣いているところを見たのは、私が小4の時祖父がなくなった日の朝、目頭をハンカチで押さえていたのを見て以来だ。。
会話もそう、母とは話すことはあっても、父とは語り合う的なことはまずうちではあまりない。面白おかしい雑談と父の一方的な決めつけた話を聞き流すくらい(笑)
「人の気持ちなんて本当のとこはわからない。お父さんがしんどいっていってなにもやりたがらないのは、ただの怠惰だと思っていたけど、違っていたみたいやね。ごめんね。言葉にしてくれな伝わらないことが多いんよ。これからはできるだけ意志疎通して、いがみ合うのではなくなるべく笑顔で過ごしたい、それだけなんよね、私は。お母さんは私に愚痴をいったりすることもできるけど、お父さんはできんもんね。。。」
そんな話をした。
人生ってうまくバランスがとれているのかも。人間生活でごく稀に、心底腹をたてるときがある。もうかなりかなり腹が立つとき。
そんなときは、いつも天に任せる。
ひどいことしたら、いつかあなたにきっと返ってくるだろうって。怒ることをやめる。
私だって同じ。何か心ないことをしたら、いつか自分に返ってくるのだ。
父は治療をはじめた。
はじめの二、三日は調子がよかったけど、三日目辺りから吐き気。食欲もない。。とっても苦しそう。
でも昨夜はベットではなく、ソファに座っている姿がみえた。
『希望』に向かってみんなで歩んでいる。
お母さん曰く、背中をさすったときに背中の腫れがひいている気がするって。主治医の先生に聞いたら、そんなに早く効果はでない的なことを言われたらしいけど(笑)それはわからない!
今までの経験や思い込み、人づてできいた話、固定概念で物事を判断するのは危険。
今までもそうやって、当たり前に思っていたことを破壊して、新しい概念が更新されている。
父の再発もそう。早期に症状を訴えていたけど、手術痛だから大丈夫、肋間神経痛だと思う。違っていた。
人を疑うって話ではなく、一旦「これは?」と疑ってみることは、とっても大切だと思う。自分自身で納得することだ。
とにかく何事も決めつけない。人の気持ちもこうだろうなんて決めつけたりしてはいけない!!
相手に対してこうだろうと決めつけた気持ち、たぶん違うよ。人の気持ちは本当のとこは、わからない。
わかりたいっていう思いやりは大切で、思いやりあらば、まずは決めつけないからはじめなきゃ。
私も自分自身そういう気持ちを胸において、その都度自分に語りかけたい。
「決めつけてないですか?」
相変わらず弱っちい私は夕空に夢中になっているときは一瞬無になるのだけど、空が綺麗だったほど切なさが溢れて、1人泣きながら帰る。心の準備?そんなことできません(笑)
今はこの瞬間に心を込めるだけ。
悲しかったら泣く。
笑いたかったら笑う。
今日お父さん、退院予定だったけどできるのかな?食欲がなくって、だからかお声がまだかかってないよう。父は退院したい思いからか、夜、みつ豆を食べていた(笑)
私はいつも空に助けられる。
すぅーっとすって、深呼吸~
ふぅーっとはいて、心呼吸~
自然ってほんと素敵すぎ。
昨日の夕空はあまりに綺麗だった。
私の写真の腕ではちょっと表現は無理(笑)
脳裏に焼きつけた。
すれ違う方といつもはすれ違い様に会話をかわすのだけど、昨夕はあまりに綺麗で立ち止まって話していた。
私
「これね、太陽が沈んだ後がまた綺麗なんですよ。雲が焼けてすごいんです。いま、かわりかけてるでしょ!どんな風に変わるのかなって想像しながら楽しんでるんでよー」
女性
「そうなんやね~。ねぇっ、本当に綺麗。私、今まで大切なものを忘れてた気がして後悔やわ。」
私
「いやいや、気づいた今からですよ~😄これからですから😁」
女性
「ありがとう😄」
この女性、まだ名前も知らないのだけど(笑)とっても可愛い人。
遠くに私を見つけると大手をふってくれる。
私も嬉しくなって、ジャンプしながら大手を振り返す。可愛い人大好きだ。
本当に綺麗に焼けた。。
空は繋がっているかな。。