大好きなお父さんがイビキをかきながら眠っている。なぅ、病院。

昨日から調子が悪く、今朝病院へ走った。動けない父。実家は2階部分が住居で1階か玄関。。運び出すのも困難で介護の方に相談するとすぐに来ていただき、車椅子に乗せてみんなで階段から下ろすことになった。手際がよく、担ぐのではなく一段ずつ降りる方法だ。とても助かった。

 

それから病院で、主治医の先生からかなり厳しい宣告をされることとなった。厳しすぎて、先生の顔をみることもできなかった。

そう、急変すると今宵の命も危なく、心臓が止まった時の延命処置はしなくてもよいか(この病状だとしないことを勧めるという言い方)そのような話で、腹をくくってくださいということだった。

 

腹をくくるってなあに?

 

本当に幼い時は別として、私は親にハグされた記憶があまりないので、blogにハグしてほしいと伝えたいと書いた。今まで、ハグされていないから、ハグしてもらおうという発想がなかったのだけど、前回弟が帰省したとき「父さんにハグして帰ろう」と言ってたのを聞いて、いいなぁって思ったから。

そう思ってから、思いきっていってみようと思い立ってから、お父さんは薬のせいなのか、一日の大半眠り続けていて、完全にタイミングを失っていた。

ダウンジャケットを着せる際、私はお父さんを抱き締めた。体が痛いので、ぎゅーっとはしなかったけど、抱き締めた。

「お父さん、わたし、お父さんが大好きなんよね。やから、元気になってほしいんよね。わたし、お父さんが大好きなんよ」

そう言ったけど、お父さんに聞こえただろうか?

 

そう、私はお父さんが大好きなのだ。

お父さんはとってもクズなところがある(笑)

たいはんがいいとこよ😄

だから、お母さんはお父さんを許しきれてないところがある。でも、私はこのクズなところを持ち合わせていても、お父さんが大好きなんだ。全部含めて大好きだ。

とっても可愛いげのある人。

その真逆なとこもある(笑)

とっても思いやりのある人だ。

真逆なとこもある(笑)

前も書いたかな?私が新婚当初実家にぐずぐず居座っていると、

「はよ帰って旦那さんが帰ったとき、家が暖かい方がええやろ?」と言っていた。

行かんでええよといっても、部活を終えた息子くんをジュース持って車で迎えにいってくれた。何かやってくれたことを、やってやったんだみたいに押し付けがましく決して言わない人だ。

家は忙しくて、色々遊びにいったりはできなかったけど、楽しいことを編み出すのもお父さんだった。

 

お父さんは死ぬなんて思っていないようだ。だから、死なないと思う。お父さんが眠っていることをいいことに、実は私は泣いているのだ。だけど、時折ニヤニヤしながら泣いているのだ。

大好きな大切な人がこの世からいなくなると考えるのほど切ないこと、悲しいことなんて私にはない。だって私、大好きな人と同じ今にいたくて生きているのだから。

人は必ず通る道だから。。そんなのわかってるよ!わかってますとも。だけど、辛くない訳がないじゃない。

 

お父さん、出来る限りでいい。

一緒にいたい。一緒にいようね。

私お父さんが大好きだから。大好きだよ。

 

 

九時になる。面会時間終わり。

お父さん、また明日ね。夜はゆっくりねむれるといいね。

おやすみなさい。

 

追記

私はやるだけのことはやったから後悔はないという言葉にものすごい違和感を感じる。

あと、他人のいう「ほんとよくやってあげたよ」って言葉にもかなり違和感がある。

ひねくれものかな?