順不当になったけど、わたしたちの春休みのはじまり
やっとこさっとこ(笑)進級することができてから、あっという間に春休みが終わり、今日は息子くん始業式。明日は娘ちゃん入学式だ。(それから更にだいぶんすぎてしまった😅)←からまたたいぶん過ぎた(笑)
書き記したいことがたくさんあるので、一つ一つ書き記していきたいのだけれど、書けるかは謎(笑)いまだ時間が足りないと感じる渦中のど真ん中をひた走る私がいる。。不器用だぜ(>_<)
前年度は日々あっという間に過ぎて、「もう週末なの?」と過ごしていたはずなのに、振り返ってみると なぜか「長い一年だったな」としみじみ思う(笑)。切り取られた色んな瞬間がフラッシュバックする。
(楠木正成の湊川神社)
息子くん、今期の優先順位第一位は“進級”だった。問いかけるたび彼は「この学校を卒業したい」という答えが返ってきた。色々な要因があり、この学校を卒業したいのであれば、留年してまた一年という選択は息子くんにはキツいと感じた。『高校生』というのを早く卒業するのが、楽になる?近道だと考えた。息子くんもそう感じていたのか、渾身の力を振り絞り進級にこぎつけた。
(楠木軍 殉節地)
進級が決まってすぐに、ずっと考えていたことを実行した。進級を第一に考えると、単位ギリギリだったため身動きがとれないし、体力、精神力的にも学校をこなすのが精一杯の状況だった。その間(待っていた間)、内科的な病院にも行き(新学期もまた行く予定) 少し気になるところはあるから、お薬をチャレンジしようという話ではあった。けれど、同時に精神的なものが大きいのではないかと先生がおっしゃっている印象だった(予想)。
自律神経にしたって、心が影響している。
持ち前の『チームワーク』で乗り越えた今ではあるけれど、凝り固まってしまいがちなところもきっと否めない(予想)。家族に対してだって遠慮もある。家族以外の風のようなものがほしい。とにかく息子くんが自分の思いを話せる場所をと思っていた。
そこである方に連絡をとった。息子くんが好意に思っている人。そして息子くんの話をそのままの形で聞いてくれそうな方だ。
その日のうちに返信くださり、「話をするのもよいのだけれどここに『甲子園のチケット』があるので、一緒に甲子園に行きませんか?」と、野球をこよなく愛するその方が誘ってくださった。甲子園とは何を隠そう(隠してないか 笑)私が息子くんと同じ年の頃、単身住んでいた場所だ。そして、甲子園といえば、野球に命を燃やした高校生の聖地。自分とは違った道で全力投球する同年代の人たちの魂の塊に触れることができる場所だ。本来なら家族に相談してから決めることなのかもしれないけれど、私は独断で即決して「行きます!」と返信した。とてもいい流れのように感じたからだ。ならばGO!迷わずGO!家族も母も快くGO!サインを出してくれた。(娘ちゃんはまだ学校終わってないので)
そして学校から帰って来た息子くんに話をした。がっ、あれ?(苦笑)彼は私が思う反応とは違う反応をしたのだ。それから1日、2日、どんよりと浮かぬ顔をしていたのだ。 ムム
・満足に学校へ行けてない自分がもしもコロナになってしまったとき、どんな誹謗中傷をうけるのか考えただけでこわいという不安。
・野球のルールもしっかりわかってないような自分が大切なチケットで甲子園に焼きを見に行ってよいのか(今年はコロナ渦のため、抽選で当たった貴重なチケットのため)
色んなものが化学反応して、不穏なガスが発生し始めたのか。。。不安で顔が曇っていた。ヤバい。。私が先走った感もあり、「自分自身でよく考えて決めていいんだよ」と告げた。
(その頃の関西は緊急事態宣言も明け、感染者もかなり少なくなっていた。)
終業式を終えた翌日、私たちは旅に出た。久々の県外。ぬぐえぬ不安もある。が、息子くんはこの決断をしたのだ。マスク、アルコール万全。留守番してくれる家族たちに、悪いものを持って帰っては絶対ダメだ!
息子くんはよき方向への第一になるとつよく願い、この決断をした。今を打破したい。
電車の旅。はじまりは楠木正成から😁
私は(私たちは)日本史の勉強をはじめたおかげで、子供たちと一緒に盛り上がれるものが見つかった。(娘ちゃんも歴史の成績がバツグンによい 笑)
着いた新神戸駅から二回乗り換えてすぐ。最寄り駅の階段を上った先を見上げると、写真や動画でみた湊川神社が目に飛び込んできた。
「おぉぉっっっ」ぐわっと体中が熱くなるのを感じた。息子くんが喜ぶ、喜ぶ息子くんを見て私が喜ぶ、それだけでも幸せ気分いっぱいになれるのに、二人一緒に盛り上がれるなんて最高すぎる。いっぱいを通り越して溢れる溢れる。
感情豊かな私たちは、楠木軍殉節地では過呼吸になるほど感情移入した(笑)
朱印帳を湊川神社で購買することを決めていたので、1ページに書かれた文字をみて感激。お墓参りもできた。
それから、私にとって大切な場所へ息子くんを連れていった。大学生の時にアルバイトしていたホテルレストランの料理長をしていた方のお店だ。70歳を過ぎてからそこのお店をはじめた、バイタリティー溢れる方だ。
コロナ渦で、なかなか足を運ぶことができずいた。こんな私にいつも、会いたい会いたいと行ってくださる有り難き存在。
新幹線乗車に続き、フルコースを食べるのもはじめてだという息子くんなのだった😁
「私が外食では世界一だと思っているお店でご飯食べるのですが、一緒にいかがですか?」と甲子園で会う予定の方をお誘いしたら是非といってくださり合流した。
美味しすぎるお料理を堪能して帰り際
「もし関西の大学へ進学してご飯たべれんときはいつでもおいでや。ただでまかない飯食べさせから!」
そういって何度も息子くんに声をかけてくれた。素晴らしき人との出会いは関西にいた頃遊んでばかりだった私の黒歴史を全肯定してくれる。これでいいんだよねって(笑)
(どれもめちゃんこ美味しくてほんとに世界一なんだ!)
息子くんは朝が起き上がれないということもあり、お昼くらいに合流する約束をして夜は別れた。
(雨の中、急な階段がこわかった 笑 滑る滑る)
翌朝、雨。。前日の夜から降り始めていて、天気予報は見たくないなと思うくらいbadだった。先に甲子園に向かったお友達から「開催方向で進んでいるみたいです」と連絡があったのも束の間、会場直前に中止が決まったと再度連絡があった。唖然(笑) この日のためにここにきたはずの目的が、一瞬にして消えた。お友達は「昨日結構話せましたので」とそのまま帰ってしまった。息子くんは話せたのだろうか?本当は私を交えないで話をしてほしかったのが本音。
この一連のやり取りは息子くんの寝ている間に行われ、終わってしまった。きっとガッカリするだろうな。。が、そうもいってらんない。せっかくの時間大切に使いたいが先行した。
ランチは息子くんの好物パスタのお店を探し決め、色々と調べた結果、雨の中だけれど、御祭神 楠木正行公 四條畷神社へいくことに決めた。目を覚ました息子くんがガッカリする隙を与えないよう(笑)お店がこみはじめる前にランチして今日をはじめた。
(四條畷神社。とっても雰囲気のよい場所だった。晴れた日にもきてみたいな)
人生何が起こるか本当にわからない。思いきって四国から甲子園にきたその目的が、あっさりと消えてしまったのだ。
だから、あまり先のことを色々考えて不安になっても、その通りにはならない。
何かアクシデントがあったとしても、どう着地するか、切り替えるかだ。実際どうなるかなんて、その場でないとわからない。
慎重に考えることも大切だけれど、考えすぎて苦しくな
それに、今回少しでもあとに関西へ行く予定にしていたら、きっといけていなかった。世の中はコロナ第4波で大変なことになったから。特に今関西は大変だ。状況によるのだけれど、よいと思ったら迷わずGO😁
(正成、正行親子 桜井の別れ)
帰り嵐なみの風雨の中、神社からずぶぬれで駅に向かった。電車でホテル付近まで帰ってきてから大きな本屋さんへよって、娘ちゃんへのおみやげの本を選んだ。最後はデパ地下で夜のご飯とデザートをゲットして早々と今日を終えることにした。夜は人ごみでの外食はさけてホテルの部屋で食べることに決めていた。
(田舎の日常では見られない、都会の夜景が見れるホテルをチョイスした。)
(この鳥居見つけたときにはちょっとびっくりした 笑 えっここ?ってなった)
最終日は晴れ予報。夜、どこによって帰るかという話しをした。
息子「できることは、全部やりたい!やろう!」いつもなら色んなことを気遣って遠慮がちな彼が珍しく言い放った。そんな息子くんに対して私は「早く帰らなみんなに申し訳ないからどこか一つに絞ろう」と返してしまった。
早く帰らなきゃ悪い、勝手な空回りの遠慮。早く帰らなきゃ嫌な顔される。きっと被害妄想。。
いや、もし実際そうであっても、今回は息子くんの気持ちを尊重するべきだ。ベッドに横になってからずっと考え、そして朝を迎えた。。
(ホテルの窓からの朝焼け)
「やっばり全部いこ!行きたいとこ全部行こ!そのかわりバタバタするよ(⌒‐⌒)」
「うん😄」
実際ほんとに時間はあまりない(笑)朝御飯も昼御飯もトイレの時間も惜しんでひたすら歩いた(笑)
(北畠顕家様❤️)
御祭神 北畠顕家公の阿倍野神社からスタート。昨日同様駅からは息子くんがGoogleナビで目的地まで先導してくれた。文明の利器バンザイ。電車に乗るのは乗り換えアプリ。
切符はスイカ。Googleナビ。便利になりすぎて世の中がヤバくなってるという説もあるけれど、おかげで広がるものもある。
桜の花がバッグの素敵な朱印をいただき、北畠公園への地図もくださりずいぶん歩いて到着。顕家公のお墓参り。
公園からGoogleナビで一番近い最寄り駅「北畠駅」につく。。私たちは「えっマジ?」となる(笑)そこは路面電車の駅だった。。「ここであってんのかな?」進行方向だけは確認し、そのあとすぐに来た電車に恐る恐る乗る(笑)電車の乗り方もわからないけど、周りをみてSuicaを装置にかざしてピッとした(笑)思わぬ路面電車の乗車はぐぐっと旅を盛り上げてくれた。無事天王寺駅到着。 ほんとに時間がギリギリなので、できれば間違えなしで行きたい(笑)
ラストは息子くんが一番行きたかった場所、北野異人館。関西在住歴10年の私だけど、実は異人館ははじめてだったりする(笑)
心臓破れかぶれの坂(笑)普通に立ってられない地点もあったけれど、民家から自転車で出掛けようとしている人に出会い、
「うちらの坂は心臓やぶりじゃなかったね」と息子くんと笑いあった。
一つ言うと、関西在住歴10年の私がすべて行ったことがない場所だった( ̄▽ ̄;)。こんなに心踊る場所がたくさんあることに気づけていなかったのだ。宝というのは「気づく」ことでどんどん増えていく。実は誰もが宝の山で暮らしているのだよね。
異人館、今度は娘ちゃんも連れてきてあげたいね。
ほんとにギリギリで予定の新幹線に乗ることができた。岡山で駅弁を5かって夜にみんなで食べた。
実は日曜日自宅では娘ちゃんのお友達が我が家に集まっていた。松山にかわっていった仲良しのお友達以外では、はじめてお友達をにおうちに招いた。とても楽しい時間になったらしい。その様子?を途中旦那さんがLINEしてくれた。ニコニコな声で「楽しかったよ~」と電話があった。それを聞いて二人で喜んだ。息子くんと同じとき、娘ちゃんも第一歩を踏み出していたのだ。
(願い事が叶うといわれるサターンの椅子らしい😁ここに座りたかったようだ 笑)
やりたいことはできる限り全部やった。
息子くんが踏み出した第一歩は
私にとって素敵な思い出にもなった。
旅を終えることが
よき『はじまり』なりますよう。
大丈夫だよ。
君は大丈夫だから(⌒‐⌒)
空はつながっているよ